看護スタッフはすべて助産師です

妊娠から分娩・お産後の検診まで、外来・病棟でいつも関わらせていただいています。妊娠中の疑問や分娩のこと、産後の母乳相談まで、ご質問のある方はお声かけ下さい。
本院と同じスタッフが対応しています。

 

生まれた赤ちゃんの安全のため、私たち助産師ははすべて「新生児蘇生法1次コース※」を修了しています。
 ※ 周産期新生児医学会では、標準的な新生児蘇生法の理論と技術に習熟することを目的とした日本版救急蘇生ガイドラインに基づく「新生児蘇生法(NCPR)講習会」受講者に対して認定をしています。

 

助産師って何をするひと?

 

 「助産師」はお産の場面に立ち合って赤ちゃんを取り上げる仕事だけではなく、女性が一生の中で通る道(思春期・妊娠分娩期・産褥期・授乳期・更年期など)の先々で皆さんの声をきき、健康的な生活が送れるためのお手伝いをする専門職です。
 皆さんに寄り添って医師との橋渡しをし、サポートさせて頂きます。

 

こんなことは助産師にご相談ください(妊娠編)

 

妊娠検査薬で陽性が出ました。いつ頃診察に行ったらいいですか?


 

ご妊娠おめでとうございます。
最後の生理の初日から数えておよそ6週間以内には診察をお受けください。


出血や痛みがあるときはお早目の受診をどうぞ

 

妊婦検診に上の子を連れて行ってもいいですか?


夫も一緒に診察室に入ってもいいですか?

 

大丈夫ですよ。お子様もご主人も一緒に診察室にお入りください。
広くはありませんが皆さんでエコーの赤ちゃんをご覧ください。
お子様は待合室に小さなプレイルームがありますのでそちらをご利用ください。


 

エコー(超音波)の写真はもらえますか?
3D4Dエコーはしていますか?


 

毎回エコーの写真をお渡ししています。
3D4Dエコーは赤ちゃんの向きによってはうまく撮れない場合がありますのでご了承ください。


 

つわりがつらいです。何を食べたらいいですか?
このままじゃ赤ちゃんが育たないですよね?
上の子のご飯を作ってあげるのもつらいです。


 

つわりの時期は無理に食べなくても赤ちゃんの成長にあまり影響はしません。
冷たいものやのど越しのよいもの(お豆腐・寒天・麺類やぜりーなど)を少しづつ召し上がってみてはいかがでしょうか。
体調のいい時におかずを作り置きして冷凍したり、手軽にできる電子レンジを使った料理など簡単にできる料理など工夫して、ご家族で乗り越えていってください。


 

出血があります。お腹は痛くありません。診察に行ったほうがいいですか?


 

内診の後は少し出血することがあります。

 

生理の量を超えるくらいの鮮血が出たり・下腹痛が強い場合は本院へ受診してください。
予約なしでも受診可能です。診療時間中であればご連絡不要です。
「分院に通院中」とお伝えください。本院の医師もスタッフも同じですので安心して来院してください。


 

最近立ちくらみをよくします。これって貧血ですか?


 

立ちくらみは貧血の症状とは限りません。貧血の主な症状は、軽い運動でも息切れや動機がするなどです。
ただ、妊娠中は血液が薄まって貧血になりやすいので、食事などで鉄分を補給しましょう。


 

体重が増え過ぎですと言われました。どうすればいいでしょうか?


 

体重増加の原因でなにか思い当たることはありますか?
便秘やむくみがあればそれも原因のひとつです。減塩や、便秘薬で対応してはいかがでしょう?
こまめに体重を測って意識するだけでも体重は増えにくくなります。
寝る直前に食事をしないように、カロリー高めの食事は昼間に食べましょう。


 

妊娠中に運動や仕事はしていいですか?


 

適度な運動は体重コントロールや気分転換になりますね。
急に新しいことを始めるというよりは妊婦体操がお勧めです。母親学級の1課でお渡ししたテキストに紹介しています。

 

仕事は基本的に普段通り続けていただいて大丈夫です。
ただ、つわりや体調不良・通勤ラッシュがつらいなど事情によっては時短勤務やお休みが取れます。
「母子健康管理指導事項連絡カード」が母子手帳にありますので参考にしてください。


 

お腹が張ります。大丈夫ですか?


 

妊娠初期は子宮の筋肉が引き伸ばされるので、張りをしばしば感じます。
また、妊娠30週を過ぎるとお腹の張りを感じるのは普通のことです。
ただし、@痛みを伴いA一日に10回以上も起きてB1回の張りが1分くらい続きC安静にしても症状が取れないときは診察にいらしてください。


こんなことは助産師にご相談ください(出産前後編)

 

普段は夫の帰りが遅いので自分で入院することや、退院後の育児を考えなければいけません。


 

ご主人、お仕事頑張っているのですね。
日中と夜間の入院の仕方をご自身でシミュレーションしておきましょう。ご主人との連絡方法(メールなど)や交通手段(タクシーの手配など)の確認もしておきましょう。診察券と母子手帳、健康保険証や入院時の書類などをいつも携帯しておいてください。
入院後はパジャマの貸し出しをしています。お荷物は少なくて大丈夫。
お産後自宅に帰ってからの育児が不安であれば産後ケア入院や2週間健診でママ面談を行っています。
いろいろ相談しながらいい方法を一緒に探しましょう。


 

陣痛ってどんな感じかわかりません。
どうなったらお電話すればいいですか?


 

陣痛の始まりは子宮が固くなって、生理痛のような痛みを伴うことが数10秒続き、それを繰り返すのが1時間に6回以上(または10分おき)起きることをいいます。
最初は陣痛の間隔があるので、入院の準備をしながら様子を見ましょう。間隔が狭まり、痛みが強くなるならお電話をしてください。
経産婦さんはお産が早く進行しますのでお早めにお電話を。
陣痛がなくても、破水や真っ赤な出血があればお電話してください。

 

母親学級では入院のタイミングやお産の進み方を勉強します。ご出席ください


 

予定日が近いのに陣痛が来ません。経産婦は早く生まれるって思ってたのに・・


 

お産の回数と予定日を過ぎるかどうかは関係しません。
お産が始まれば経産婦さんは早く進行することが多いので、入院のタイミングは早めにお願いしますね。


 

無痛分娩にしようか迷っています。皆さんどうしてますか?
初めてのお産なのに、無痛にしたらだめでしょうか?


 

無痛分娩にするかどうかはそれぞれご夫婦で話し合って決めましょう。
迷っている場合は、母親学級2課に出席して医師の説明を聞いてから決めるといいと思います。
「普段から痛みに弱いから」とか「陣痛が怖いから」など、皆さん理由は様々ですが、初産だから無痛分娩をしてはいけないということは考えなくていいと思います。
他の方がどうするか、ではなくご自身たちがどんなお産をしたいのか、よく考えて決めてくださいね。


こんなことは助産師にご相談ください(母乳編)

 

退院してから急におっぱいが張ってしまいました。
赤ちゃんが吸ってくれなくて困っています


 

それは大変でしたね。一人でよくがんばりました。
おっぱいのお手入れと授乳の仕方をもう一度練習しましょう。
焦らなくて大丈夫ですよ。赤ちゃんと一緒に母乳外来へお越しください。


 

里帰り先から自宅に戻ったらおっぱいが張らなくなって、赤ちゃんがすぐ泣くようになりました。
母乳が不足しているのか、私の飲ませ方がいけないのか、どうしていいかわかりません。


 

母乳が足りているか、不安になることってありますよね。
出産後のおっぱいの張る感じと、今は違ってきます。母乳外来でおっぱいの状態と赤ちゃんの飲み具合などをお話ししながら一緒に手掛かりを探しましょう。
赤ちゃんと一緒に母乳外来へお越しください。


 

もうすぐ職場復帰をします。離乳食も進めたいし、そろそろ卒乳かなと思っていますがやめるタイミングが難しくて・・


 

いよいよ職場復帰。頑張ってくださいね。
お子さんが喜んで離乳食を食べているようなら卒乳のチャンスです。
いきなり卒乳は難しいかもしれませんが、栄養は母乳以外の食品から摂ることで体の成長につながります。
フォローアップミルクなどをコップやマグを使って飲む練習を始めましょう。

 

個人差があることです。お母さんの希望を聞きながら母乳外来で相談しましょう。


母乳相談についてはこちらからどうぞ